インバーターを PLC で動かすラボ

実践4 のコンベアをインバーターで動かし、運転・止める・速さ・戻しの指令を PLC の出力から出します。インバーターからは「運転中」「異常」の信号を PLC に返します。PLC とインバーターのつなぎ方(CM と COM)、加速時間と電流、FWD と REV のインターロック、信号の見張り方を、機械の動きと信号の時間の流れ(タイムチャート)で見ます。

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学習用のシミュレーションです。 実機の配線・通電作業は、電気工事士などの資格と社内ルールに従ってください。作業前は元の遮断器を切り、ロックアウトと検電をしてから触ります。
インバーターは電源を切った後も、中のコンデンサに電気が残ります。充電ランプが消え、決められた時間がたってから、直流の電圧(P(+)-N(-) 間)を測って確かめてから触ります(待つ時間は取扱説明書で要確認)。コンベアは巻き込みの危険があります。非常停止は PLC だけに頼らず、実践3 の安全回路で動力を切ります。

機械を動かす

PB1 でコンベアが前へ(FWD)。SS で低速(X1 端子=多段速)に切り替わります。止まっている時に PB3 を押している間だけ、ゆっくり後ろへ(REV)戻せます。

    タイムチャート(最近 20秒)

    右が「いま」。左へ流れていきます

    設定

    困りごとを起こして直す

    チェックを入れると、その困りごとが起きる状態になります。機械の絵とタイムチャートで何が起きたかを見てから、直し方を試します。3つ解決すると合格の条件の1つがそろいます。

    ラダー図(モニタ表示)

    通っている接点・動いているコイルは青

    三菱電機 FX5U の書き方の例です。X7 はインバーターの異常出力 30B-30C(ふだん閉じている)なので、正常な時に ON です。OUT T1 K20=100ms 単位で 2秒(要確認)。

    I/O 表とつなぎ方

    PLC名前つなぐ先(例)
    X0・X1起動・停止押しボタン 緑・赤
    X2戻し(押している間)押しボタン 黒
    X3低速切替スイッチ
    X4非常停止(b接点)非常停止スイッチ。押していない時に ON
    X5インバーター運転中インバーターの Y1(運転中の信号を割り当て)
    X6異常リセット押しボタン 青
    X7インバーター異常なしインバーターの 30B-30C(異常で開く b接点)
    Y0異常ランプ表示灯 赤(COM0・DC24V)
    Y4正転(前へ)インバーターの FWD
    Y5逆転(戻し)インバーターの REV
    Y6低速インバーターの X1(多段速を割り当て)
    Y7異常リセットインバーターの X2(リセットを割り当て)
    COM1Y4〜Y7 の共通インバーターの CM。この COM には他の機器・外の電源をつながない

    インバーターを PLC で動かす時の考え方

    使っている機材(例)

    記号名前主な仕様・選ぶ時の注意(例)

    すべて「仮」(例)です。形式・端子の名前・機能の割り当て(機能コード)・設定値はメーカーのカタログと取扱説明書で確かめます(要確認)。

    確認テスト(4問正解+困りごと3つ解決で合格)

    インバーターは富士電機 FRENIC-Mini(C2)の端子名(FWD・REV・X1・X2・CM・Y1・CMY・30A/30B/30C・11・12・13)を例にしています(基礎11 と同じ)。シンク/ソースの切替、X1・X2・Y1 への機能の割り当て、多段速の周波数、異常の表示(OC など)、FWD と REV が同時に入った時の動きは取扱説明書で要確認。電流・周波数・止まるまでの時間はこの画面だけの例です。

    学習用の資料です。実機の配線・通電作業は、電気工事士などの資格と社内ルールに従ってください。