制御盤の電源ラボ

機械装置は、工場の三相200V(小さな装置はコンセントの単相100V)を制御盤に取り込み、盤の中で動力 200V・制御 AC100V・制御 DC24V に分けて使います。押しボタンのランプ・表示灯・リレーなど、人が触れる所や数の多い部品は DC24V で動かすのが今の標準です。何をどの電源で動かすか、電源の大きさの決め方、ショートした時の違いを試せます。次は端子台と故障探しラボ(実践2)で、この電源を使った盤の配線・線番と、テスターでの故障探しを練習します。

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学習用のシミュレーションです。 実機の配線・通電作業は、電気工事士などの資格と社内ルールに従ってください。作業前は元の遮断器を切り、ロックアウトと検電をしてから触ります。
DC24V でも油断しません。同じ盤の中には 200V・100V が来ています。DC24V の線だけ触るつもりでも、元の電源を切ってから作業します。工場の分電盤から盤までの配線・接地工事は電気工事士の仕事です。

盤の条件を選ぶ

盤の電源の流れ(単線図ふう)

動力 200V(黒)制御 AC100V(黄)制御 DC24V(青)接地(緑)ショート・止まった所

線の色は社内ルール(動力=黒・AC制御=黄・DC制御=青・接地=緑)に合わせています。

ショートしたらどうなる?

電源の大きさの計算(例)

消費電力は一般的な例です。実際は使う部品のカタログの値(コイルの突入・保持、ランプの電流)で足し算します(要確認)。

項目値考え方

部品ごとの内訳

部品数電源1個(例)合計

よくある間違いを試す

3つの電源の使い分け

200V動力:モーター・インバーター・ヒーターなど、力や熱を出すもの。工場の三相200V を MCCB(漏電遮断器)で受け、機器ごとに MCCB・電磁接触器・サーマルで守ります。
AC100V100V の機器用:制御用トランス(200V→100V)で作ります。盤のファン・照明・保守用(サービス)コンセント、AC100V の部品など。100V の機器を使えるよう、200V の盤でもトランスは付けるのを社内の基本にします。電磁接触器のコイルは AC100V か DC24V のどちらも選べます(形式で指定)。
DC24V人が触る所・数の多い部品:スイッチング電源で作ります(200V の盤は AC200V から、コンセントの盤は AC100V から)。押しボタンのランプ・表示灯・リレー・センサー・PLC の入出力・電磁弁・回転灯など。

使っている機材(例)

記号名前主な仕様(例)

確認テスト(4問すべて正解で合格)

数値(各部品の消費電力・インバーターの入力電流・効率・力率・余裕の倍率)は考え方を学ぶための例です。PLC FX5U-32MR/ES の消費電力 30W は三菱電機のユーザーズマニュアル(ハードウェア編)、MY2N DC24V のコイル電流 約36mA は販売店の情報、オムロン S8VK-C の容量(60・120・240・480W)は販売店の情報によります。実機はメーカーのカタログで確かめます(要確認)。

学習用の資料です。実機の配線・通電作業は、電気工事士などの資格と社内ルールに従ってください。